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冬の華

一昨日の12/24は某リア友の結婚式に行ってきた ちくりんです メリークリスマス。
私のようなカプール女には一年でもっとも大切な日に他人の結婚式に呼ばれるなんて(;´Д`)ほんとに迷惑を考えてほしいもんです。

で、、、、昨日の結婚式。私
号泣してきました(つД`)・゚・


もともと涙腺が弱い私ですが。昨日は人生でベスト3に入るほど泣きましたねw






話は少し戻って1月ほど前でしょうか。結婚式のことでSちゃんから結婚式で友人代表のスピーチをしてくれと頼まれました。ただでさえ他人と話すのが苦手な私は断固拒否しました。
しかし、数少ない友達で親友の彼女の熱心な頼み(すこし脅された様なきもしましたが(;^_^A
「じゃー友人のカラオケタイムなら」って事で歌を歌うことに渋々承知しました。極端な人見知りの私にはおそらくこれが限界だと思えたのです。
で、ある日彼女から電話がかかってきて
Sちゃん「あー、式のとき歌う歌きまった?準備があるんで曲名教えてくれない?」
ちくりん「ん?中島 美嘉の(冬の華)にするよ」
Sちゃん「あーーーいいね!(・∀・)b練習しといてよ!歌詞とか見ないでも歌えるくらいにしといてよね!」
ちくりん「えーーー(;´Д`) まぁ冬の華なら多分大丈夫ダヨ」
Sちゃん「(#`皿´)/ 多分じゃダメー!いい!本物みたいに目を閉じて歌いなさい!あんた、あがり症だから目を閉じたほうが絶対よかけん!いい!私の タブン一生で一度の結婚式なんだから!わかっとろうね。
下手うったらコロスワヨ( ´∀`)」
ちくりん「(((;゚Д゚))ガクガクブルブル 」

で、一月ほど1年以上前のヒット曲を練習し(もともと歌詞は見なくても歌えるくらい歌ってた曲なんですが(;^_^A )まぁ、そこそこ自分なりに納得できてたんですね。

そして本番当日。式場で受付をしてた時に式場の係りの人に
係りの人「<ちくりん>様、本日は友人代表の歌のプレゼントって事でよろしいでしょうか?」
ちくりん「え、あ、はい(。-_-。 )」
係りの人「それでわちょっと打ち合わせをいたしますので ちょっとよろしいでしょうか?」
ちくりん「∑( ̄□ ̄;)うちあわせ!」
なんか、結婚式ともなるとおおげさだなー カラオケBOXで歌うのとは やっぱわけがちがうぞ (((;゚Д゚))ガクブル
って感じで まだ誰もいない準備中の披露宴会場へ新郎友人代表の男性と共に通されました。
係りの人「<新郎友人>様は 平井 堅の(センチメンタル)でちくりん様は中島 美嘉の(冬の華)でよろしいでしょうか?」
新郎友人「あ、はい」
げ、平井ケンかよ。なんか二人とも暗い感じの歌だったな。私だけでもアップテンポな曲にすればよかったかな?などとこの時点でわ、多少ドキドキしてましたが余裕かましてました。
が、しかし!なんか私は異変を感じたのです。な、なんかおかしい(((;゚Д゚))係りの人(女性)が なぜかグランドピアノの前に座ってる!!!!
係りの人「でわ 少し音あわせしましょうか?」
新郎友人「ええ、そうですね 生演奏で歌うのなんて僕初めてだし(^┰^;)ゞ」
ちくりん エェッ!?(* □ )~~~~~~~~ ゜ ゜

な、なんとピアノの生演奏です!私はてっきりカラオケだとばかり思ってました!っていうか あのSのヤツ なんでそんな肝心なこと言わないんだ!
や ら れ た _| ̄|○ …
もう、完全にピアノの生演奏ってのに呑み込まれましたw歌詞なんか 見たくても画面がないんだぞ!無理だ、本番で完全に歌詞が頭の中からとんでしまい棒立ちに立ち尽くす自分の姿が妄想できますw
もしかしたら、うまれて初めて人前で失禁するかも(((;゚Д゚))おわったモレの人生。今から吊ってきます ってくらいにビビリましたw
が、今さら断るなんてことできる訳も無く。。。。会場で3分ほど音あわせだけして。(キーとテンポを確認したみたい)本番です^^;プロのピアニストさんの生演奏で歌うなんて。恐らく一生で最後の経験でしょう。
「最初だ、最初の一小節さえ歌えれば あとは自然と歌詞が沸いてくるはずだ。。。」と式の間中
伸びた影を歩道に並べ、伸びた影を歩道に並べ と歌いだしの部分を延々と頭の中で反復していましたw

式のほうは 滞りなく進み 披露宴へ。純白のドレスに身を包んだ彼女は普段私と接しているSちゃんじゃないみたい。大勢の人に祝福され 少し恥ずかしそうに笑顔を浮かべる彼女を見ていると昔の彼女と過ごした高校時代が思い出され。
そんな彼女が、友達でなく 遠くに行ってしまうような。なんだか友人を奪われて行くような。嫉妬とも苛立ちとも違う なんだか複雑な気持ちになっていきました。

そしてお色直しを終え いよいよ「友人からの歌のプレゼント」の時がきました。

私は手と膝が震え司会者の人から名前を呼ばれた時から一瞬記憶がなくなりました。無我夢中で大勢の人の前に立ち本当は歌の前に新郎新婦に一言言わなくてはいけないのに新婦のSちゃんの顔をじっと見つめて何も言えません。でも、Sちゃんの目を見たとき
「大丈夫」と言うかの様に彼女は私の知ってるいつもの悪戯っぽい微笑みでゆっくりうなずいた様な気がします。
そして、ピアノの演奏が始まったとき、私は自然と目を閉じて歌いだしました。


伸びた影を歩道に並べ 
夕闇の中を君と歩いてる
手をつないでいつまでもずっと
傍にいれたなら泣けちゃうくらい。

風が冷たくなって冬の匂いがした。。。。。

その辺まで歌ったように思えます。自分で言うのもなんですが、かなりすんなりと歌えたと思います。でも、その時私は歌の中に完全に気持ちが入ってしまいました。
高校時代。友達といえる友達はSちゃんくらい、まぁはっきり言っていじめられてた私は何度も泣きながら下校していたとき励まし支えあってくれたSちゃん 夕日に伸びた影を見つめながら帰っていた あの頃の事が頭の中に鮮明に浮かび上がったのです。
気がつけば必死にマイクを握った手に自分の涙が落ちるの感じました。「歌わなきゃ、みんなが見てる」そう思う気持ちとは裏腹に声がかすれていくのが自分でもはっきりと分かります。たぶん最後には歌というより泣きじゃくっていた様な感じです。
目を閉じていたのにお客の皆がざわざわしていたのを感じたその時、私の右肩を誰かの手がそっと支えてくれました。
驚いて目を開けた そこに立っていたのは壇上から降りてきた新婦のSちゃんです。いつも泣いていた私を励まし続けてくれた、あの笑顔がそこにありました。
彼女は震えるマイクを持つ私の手を握り 一緒に歌ってくれました。この時わたしは涙がとめどなく溢れ。歌というより声出して泣いていたような気がします。自分でもなんであんなに泣けたのか不思議です。
おそらく 2番はほとんどSちゃんが歌ってましたし、気がつけば最後は新婦がマイク握って熱唱し その横で泣き崩れる私という変な構図が完成してましたwww
最後に彼女に震える声で「ごめんね」と言うと

Sちゃん「ドレスに鼻水つけんでよ( ̄ー ̄)」

と冷静に答えてくれました。。。。_|\○_

Sちゃん。おめでとう、そしてありがとう。お幸せにね、そしてこれからも仲良くしてください(o^-')b



式も終わり2次会 会場にて

ちくりん「うまく歌えんで ごめんね><」コロサナイデクレ
Sちゃん「あー よかよ よかよ^^   想定の範囲内だから」
ちくりん「ΣΣ(゚д゚lll)!! 想定の範囲内って???」
Sちゃん「いあ、たぶんあんた うまく歌えんやろうと思ったけん。そんときはマイク奪って私が歌おうと最初から思っとったとよ≧∇≦ブハハハハハ」
新郎さん「こいつ 式の前から<ちくりん>ちゃんの歌 練習しとったけんね」
Sちゃん「アハハハ、まさか泣き出すとは思わんかったけどね。でも おかげで超盛り上がったよ。私の歌でね( ̄ー ̄)ニヤリ」
ちくりん
il||li _| ̄|● il||li



自分の式で熱唱できる花嫁・・・・ それがB型クオリティーです。
by tyklin | 2005-12-26 20:07 | リアルな出来事


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